【つくば市】学習塾小野塾が考える大学選び 大学受験を考えるのは高校生になる前に 高校受験対策に評判の予備校をお探しなら

なりたい職業から大学を考える！でもそれがわからない…

将来なりたい職業、やりたいことが決まっている場合は、それを実現するためにどんな勉強が必要なのか考えましょう。そうすると、おのずと目標となる学部・学科が見えてきます。

確かにこれは正論であり、なりたい職業が決まっているのならそれに向かって学びの場を選択することは夢実現への最短ルートです。しかし、ほとんどの人にとって「まだ将来やりたいことが見つからない」というのが本音ではないでしょうか。

それに対して「自分が将来やりたいことを考えなさい」は何の答えにもなっていません。ましてや、それを言う大人も自分が高校生のときに「将来やりたいこと」を決めて、大学を選び、その仕事に就いているかというと、そうでない人の方が圧倒的多数です。

確かに将来やりたいことが見つからない人にとっては、それが見つかっていて、それに向かって努力をしている人が羨ましく見えるものかもしれません。しかし、仮に高校生の時点で将来やりたいこと見つかっていなくても、その人の人生が満足いかないものになるわけではありません。

さらにもう一歩踏み込んで考えてみましょう。では、高校生の時点でやりたいことが決まっている人は満足のいく人生を歩めるのでしょうか。

自分の将来やりたいことが決まっていても、ましてやその目標を叶えたとしても、その人の人生が満足いくものになるわけではありません。「ずっと憧れていた職業が実際に働いてみたら想像していたものとは違った」、「もっとやりたいことにめぐり合った」というのは本当によくあることです。その時が来たとき「歩みを止めない者」、「挑戦することを止めない者」だけが後悔のない人生を歩めるのです。過去の「成功者」と呼ばれる多くの人は「幼い頃の夢を叶えた人」ではありません。「最後まで挑戦することを止めなかった人」なのです。だから、将来の夢がまだはっきりと見えなくても焦る必要はありません。

学びたいことから学科を考える

将来なりたい職業が決まっていない場合は、どうやって学部・学科を選んでいけばいいのでしょうか。大学は受動的に講義を聴くのではなく、能動的に研究する場所です。そのため、「どんなことを学びたいのか」、「好きなこと・興味があることは何か」を考えましょう。

それが学部・学科選びのヒントになります。深く学んでいく過程で、やりたいことやなりたい職業が見えてくるはずです。世の中にはまだ自分が知らない仕事が数多くあり、数年後には新たな職業も誕生していることでしょう。好きなことを研究し続けたら、それを新たな職業にできるかもしれません。

一方で、「どの学部でどのようなことが学べるのかがよくわからない」というのも高校生の本音ではないでしょうか。もちろん、オープンキャンパスや各大学のHPを参照するといった手段がありますが、残念ながらそれでわかるのはほんの一部に過ぎません。法学部を志望する人、経済学部を志望する人が大学でどのようなことを学ぶかまで具体的にわかった上で志望しているわけではないでしょう。

私(塾長)の個人的な話をすると、私は文学部卒ではありますが、在学中、資格試験を目指すに当たって法律、経済学、会計学などを学びました。文学以外の学問だけで合計3000時間も勉強したので、どの学問についてもそれぞれの学部卒の人よりも深く学んだ自負があります。どの学問も深く学ぶことでしか得られない「気づき」があり、辛い勉強の中にも「愉しさ」がありました。そして、現在こうして塾を開業、経営するに当たり、全ての勉強が役に立っています。

塾の役割は必ずしも成績を上げることだけではありません。さまざまな学問を深く学んだ経験があるからこそ伝えられることがあります。小野塾では高校ではなかなか話されない、大学で初めて習う学問について話をする時間も大切にしています。

今の学力よりも上を目指そう

同じような学部・学科をもつ大学は数多くあり、その中から志望校を選んでいきます。その際、多くの人が「この大学が『自分に合っている』気がする」ということを口にします。しかし、「自分に合っている」という言葉が、「本当はもっと上の大学があるのにそれに届かない自分」を正当化するための言い訳になっていませんか。

「自分に合っている」＝「ベストな選択」であると果たして言えるのか、今一度考える必要があります。大学入学時の18歳はまだまだ成長過程。ましてや志望校を決める16歳、17歳はなおさらです。その段階での「『自分に合った』大学」よりも、「『現段階の自分よりもひと回り、ふた回り大きい』大学」を目指すことが、自分を成長させることにつながるのではないでしょうか。

しかし、高1、高2時点の学年順位で「自分の学力はこのくらいだから、入れるのはこれくらい大学の大学だろう」と選ぶ人がとても多いのが現実です。ここではっきりと伝えておきたいことは、「学力」や「頭の良さ」というのは結果論にすぎないということです。

「学力が高い人」、「頭が良い人」が難関大に合格するのではありません。たとえ人の何倍努力しても、最終的に難関大に合格する人が「頭の良い人」と言われるのです。小野塾ではそういった向上心をもつ人へのサポートを惜しみません。

大学を偏差値で決めるのは悪いことではない

「偏差値」というとそれだけで非難の対象となる傾向があり、画一的なものといったマイナスイメージがつきまといます。もちろん、「偏差値が全て」ではないのですが、「偏差値で決めるのは良くない」というその考え方こそ、画一的で狭いものの考え方ではないでしょうか。

大学の偏差値というのは年によって変動するものであり、その変動要因は受験生からの人気にあります。そして、受験生からの人気を左右するのは大学側の努力・実績にほかなりません。つまり、偏差値の高い大学というのは「それだけ多くの人が行きたいと憧れる大学」であり、「それだけの理由がある素晴らしい大学である」ということです。それが大学を選ぶ一つの基準になるのは、何もおかしなことではありません。

もちろん、将来のことを考えずに偏差値だけを重視する教育に批判があるのは当然のことです。しかし将来どんな仕事に就こうと、大学受験で最大限努力したことはきっと糧になります。数学の公式や英語の構文などいつかは忘れてしまうものです。極論、忘れても構わないものとさえ言えます。しかし、それらを全て忘れてしまっても勉強の訓練の底に掴み取った努力は一生残るものであり、それが何よりも尊いものと言えるのです。

高校生活は忙しい！

中学生の頃から大学受験の準備が必要な理由は、高校生活の忙しさにあります。多くの生徒さんが目標にしている土浦一高や竹園高校では、部活動にかなり時間を取られることになります。

特に運動部は片付けや着替えなどをすると、18時半～19時またはそれ以上遅い時間に学校を出ます。通学時間も加味すると、家にたどり着くのは学校を出てから30分から1時間後でしょう。そこから授業の予習復習をする必要があります。

勉強だけでなく、部活や課外活動など高校生活はとにかくやることがたくさんあるのです。そんな中で学力向上を目指すのは簡単ではありません。

ポイントは中学時代の先取り学習

土浦一高や竹園高校に合格する生徒さんの多くは中学時代に優秀な成績を収めており、授業の内容に余力を残していることが少なくありません。忙しい高校生活に先駆けて、時間に余裕のある中学時代に先取り学習をすることは効果的であると言えます。

これは中高一貫の学校の実績からも効果が見られます。中高一貫校は高校2年の段階で全てのカリキュラムを修了するため、高校3年では大学受験に専念して勉強できるのです。難関大学の現役合格者を出している高校の多くが中高一貫校であることからも、そのメリットがうかがえます。

中学校では定められたカリキュラムがあるため、成績上位者に合わせて授業を行うことができません。余力のある生徒のために、学力別のクラス編成が可能な学習塾は先取り学習をする意義があると考えています。

基礎を重視する小野塾

大学受験を熟知した講師の視点で中学生を教えることで、本当の意味での「基礎学習」が可能です。「基礎」とは簡単な問題のことではなく、将来的に役立つ根本的な理解のことを指します。中学校のときに正しい教わり方をしていれば高校英語とのつながりが明確に見えるものですが、高校生対象に英語を教えている中で、「なぜ中学生のときにこういう教わり方をしていないのか」と思うことがあまりに多くありました。

その理由は根本的には茨城県立入試にあります。英語の入試においては96点以上が約500人、91点以上が2000人弱となっており、他の教科に比べて上位層の人数が圧倒的に多いのが特徴です。土浦一高・竹園高校合格者であればほぼこのレンジに収まり、高校入試が上位層の受験生の学力を測る試験として機能しているとは言えません。

そして、そのような入試対策を行う学習塾では、「英語は例文と重要表現の丸暗記」といった指導法が横行しているのが現実です。読解においても、大多数の生徒のやっていることは単語のパズルにすぎず、あとはフィーリングと想像力に任せて意味をでっち上げるのです。高校英語でつまづく生徒の最大の理由は、この悪い癖から脱却できないことにあります。英語の表現というのはその一つ一つに対し、「なぜそうなるのか」という理由があります。丸暗記の英語学習に退屈している生徒にとって、この「なぜそうなるのか」という論理的な説明は興味をそそられるものであり、勉強による気づきは「感動」を生み出します。

小野塾は英数の指導時間が長い

つくば市内の主要な塾における一週間あたりの英数の授業時間は、160分～240分です。一方、小野塾では前期(部活引退前)340分、中後期(部活引退後)420分と1.75倍～2.6倍の授業時間を設けています。英語ではスピーキングやリスニング、リーディングの強化のために、シャドーイングの訓練を行っています。

また、土浦一高・竹園高校は他の教科に比べ数学の全国平均に対する偏差値が低く、高校入学後、最も苦労する科目です。したがって、中学の時点で先取りの学習をする意義は非常に大きいと言えます。

高校のカリキュラムを熟知している

土浦一高・竹園高校のカリキュラムは第一学年時に英数に力を入れている、という特徴があります。逆に言うと、土浦一高・竹園高校の第一学年の理科、社会は受験には使用しない可能性が高い科目です。具体的には土浦一高は第一学年で生物、倫理、政経が必修科目となっていますが、これは最終的に受験者数が多い物理、化学、日本史、世界史は第二学年、第三学年で連続して履修できるようにするためです。

また、竹園高校は第一学年で生物、物理、世界史、現代社会が必修ですが、理科、社会の科目の中で、受験で使用するかの選択が分かれる物理、生物、世界史、現代社会を1学年で学び、化学、日本史、地理が第二学年、第三学年で連続して受講するようになっているのは、ある意味土浦一高よりも徹底しているとさえ言えます。

そして、高校入学後の生徒の声として聞かれるのが、「高校入試でどれだけ理科・社会を得意教科としていても高校の理社は別物」、「2年で社会を習う頃には高校受験で覚えたことは忘れてしまっている」というものです。つまり、高校入学後のことを考えるのであれば、5教科まんべんなくできるようにするよりも、圧倒的に英数の実力をつけておくほうが役に立つと言えます。

しかし、中学生対象の塾ではこのような高校入学後のカリキュラムが考えられた指導は行われていないのです。